メリットを考える

タバコを吸っている人すべてが、なにも一服するたび「今日もタバコがおいしいなあ、喫煙者でよかった、タバコだいすき!」と思っているわけではないでしょう。
いや、むしろ多くの場合、「この一本を減らすことができれば...」とか、「そろそろ禁煙しないと...」などと、ちょっとした罪悪感を感じつつ、煙を吸い込んでいる場合が多いのではないでしょうか。
ならやめたらいいのに、とも思うものですが、このようなかすかな罪悪感は妙なクセになることがあるのは周知の事実です。
たとえば体重を落としたいと考えている人の「うっかりひとくち」にもよく似た状態でしょう。
しかしその罪悪感が何を生み出すのかと言えば、これも些細な自己憐憫に過ぎません。
ではその自己憐憫の情と決別した際にもたらされるもの、つまり、禁煙ができたときのメリットについて考えてみましょう。
まずわかりやすいところとしては金銭的な無駄を減らすことができるでしょう。
単純に計算してみて、一日一箱300円を現在煙にしてしまっているのだとしたら、365日×300円で109500円、一年間に浮くわけです。昨今の省エネ、エコブーム、不況も手伝って、冷蔵庫の開け閉めを工夫するだけで年間3000円もの電気代の節約に!なんてテーマが堂々とテレビ番組のネタになっている現在、この10万を超えるタバコ代をバカにできるものでしょうか。
できる人は実に恵まれた経済力をお持ちで、と言うほかありませんが、どれほど経済力があろうと健康をお金で買うことはできません。
禁煙しないままならありとあらゆる病気のリスクが山のようにおそってくる、と言う事実から目をそらすことはできないのです。
タバコを吸うとなぜ病気になりやすいのか、といえば、一口にまとめれば、「血液が汚れる」からと言うとわかりやすいかも知れません。
タバコの煙がもつ一酸化炭素が体内に取り込まれることで、血液中のヘモグロビンと強い結合をすると、CO-Hb(カルボキシルヘモグロビン)となってしまいます。
それによって、喫煙者の身体慢性の酸素欠乏状態に陥り、結果として虚血性心疾患や、冠動脈疾患、そのほか、ニコチンの作用にもより、ありとあらゆる病気のリスクがぐんと高くなってしまうのです。
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